“おじご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叔父御64.3%
伯父御21.4%
小父者7.1%
親仁御7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……一方に叔父御おじごの源次郎氏は、変人の常として、存外、用心深いところもあるので、支那人のように全財産を胴巻か何かに入れて、夜も昼も身に着けておく習慣があったかも知れない。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それならおふくろと親類から説きつけて、ということになって、高之進さまが、伯父御おじごの宗左衛門と、おふくろに当たってみたところが、このふたり、欲の皮が突っ張ってるんだ。
右門捕物帖:30 闇男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
……蕎麦屋そばやの出前持になるのもあり、現在私がその小父者おじごなどは、田舎の役場に小使いをして、濁り酒のかすに酔って、田圃たんぼあぜに寝たもんです。……
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「糸に合うなら踊ります。あのな、私のはな、お能の舞の真似なんです。」と、言いも果てず、お千の膝に顔を隠して、小父者おじごと捻平に背向そがいになった初々しさ。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「や、親仁御おじごがな。」
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)