トップ
>
叔父御
>
おじご
ふりがな文庫
“
叔父御
(
おじご
)” の例文
「は、じゃない、
昨日
(
きのう
)
、入江先生より
頂戴
(
ちょうだい
)
して参った免許の目録やら皆伝の
巻
(
まき
)
があろう。なぜ、
叔父御
(
おじご
)
に、お見せ申さぬ。父にも見せい」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……一方に
叔父御
(
おじご
)
の源次郎氏は、変人の常として、存外、用心深いところもあるので、支那人のように全財産を胴巻か何かに入れて、夜も昼も身に着けておく習慣があったかも知れない。
復讐
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
金造 (三次郎に)
叔父御
(
おじご
)
もそれを知ってたのか。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
「折角、面が出来あがったという晩に今更口論もないものさ。橋場の
叔父御
(
おじご
)
の口も多いが、酒倉の先生の
理窟
(
りくつ
)
は世間には通りませんや、だが、も、しかしもないで済めば浮世は太平楽だろうじゃないか。あははは。」
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
ねずみの
叔父御
(
おじご
)
がもどられて
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
「新調のご紋服や、
裃
(
かみしも
)
が縫えて参りました。一度、お召しになってみるようにと、
叔父御
(
おじご
)
や、親類の女どもが申しまする」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ねずみの
叔父御
(
おじご
)
がもどられて
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
「行家どのは、兄頼朝にとっても、この義経にも、
叔父御
(
おじご
)
にあたるお人であろうが」
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それも、
叔父御
(
おじご
)
の法師にお預けとなり、伊豆の寺に閉じこめられているそうな」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
イヤ、
癒
(
なお
)
りませんな。
叔父御
(
おじご
)
にせがまれて薬は上げているものの、不治の病、ことにあの年頃——男恋しい盛りですからの。
蛇精
(
じゃせい
)
亀血
(
きけつ
)
を
啜
(
すす
)
りましても、それ、一方の
煩悩
(
ぼんのう
)
を
煽
(
あお
)
るにすぎません。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(平太。また、すまんがのう、
叔父御
(
おじご
)
のところまで、行って来てくれい)
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
叔
常用漢字
中学
部首:⼜
8画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
“叔父”で始まる語句
叔父
叔父様
叔父貴
叔父君
叔父叔母
叔父上
叔父的
叔父樣
叔父甥
叔父さん