“叔父叔母”の読み方と例文
読み方割合
おじおば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最後の客が帰って行ったあとでも、叔父叔母おじおばは二階を片づけには上がってこなかった。挨拶あいさつ一つしようともしなかった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
叔父叔母おじおばといっても、いずれも母方の親類で、しかも母親とは腹のちがった兄弟ばかり。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
車は梶棒かじぼうを向け換えられて、また雨の中を小さく揺れながら日本橋のほうに走り出した。葉子は不思議にそこに一緒に住んでいた叔父叔母おじおばの事を泣きながら思いやった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)