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仕課
納め
彌々其方取持呉んとならば任する程に
能々仕課せ手に入れよ是は當座の
褒美なりと金三兩
投出せしかば七助有難しと
押戴くを又不承知なれば其金を
振ひ宜しく申し爲し給ふべしと何か
耳語ければ左仲は
微笑此書面は貴殿の認められしことなれば我れ能々
腹に
納めて持參致し某し日頃の
能辯を以て天晴
上首尾に
仕課せ申すべしとて獨り
誇り
顏に支度を
ば致さるゝや小石川御館にては閉門の
屋敷へ參り
居殘致す者は一人もなし
狼狽たる申分かな
彼是申さば切て捨んと大言に叱り付られ番衆も
據なく開門して通しける主税之助は
首尾能仕課せ急ぎ小石川へ歸り
御前へ出て右の次第を