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首尾能
読み方 | 割合 |
しゆびよく | 33.3% |
しゆびよ | 33.3% |
しゆびよき | 33.3% |
討取樣偏へに御頼み申なりと重四郎の意に
隨ひければ
然ば是より案内致すべし
彼隱亡彌十が方へ到りて三五郎を
呼出し置て其時
拙者も助太刀致し
首尾能敵を
喜八に
渡し別れてこそは歸りけれ
偖此喜八は古河吉右衞門が方に十年の
年季を
首尾能く
勤め
上吉右衞門より金五十兩
貰ひて
穀物店を江戸へ出しけるが二年の
間に三度
類燒なし
資本を
願ひ度と言ければ久藏は
僞りとは心付ねば夫は何より
好事なり我等も
豫て心願なれば
同道致し度ものなれども
商賣に暇なければ此度は
殘念ながら同道も成難し其
許は我等方の奉公人と言にも
非ねば勝手次第に參詣
有べしと
餞別として金子三兩
遣はしけるに吾助は思ひしより
首尾能を