“死者狂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しにものぐる50.0%
しにものぐるい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亥「えゝなんにも云やしねえ、ぐず/\しやがると死者狂しにものぐるいだぞ、片ッ端からひねり殺すからそう思え」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
きゃッと怖しい叫び声、つづいて死者狂しにものぐるいで飛び付いてゆく女を見ました、私は恐ろしい光景を目前に見ながら、救いを求める悲しげな声を聞いても、どうすることも出来ませんでした。
機密の魅惑 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
更に又、道子自身は死者狂しにものぐるいの叫びを上げなかったか、之をどう説明するかです。此の点に関して、被告人は何と自白しているでしょうか。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
此方こなたは数十人の役人、突棒つくぼう刺叉さすまた鉄棒てつぼうなどを携えて、取押えようと必死になって働いて居りますが、何しろ死者狂しにものぐるいの罪人ども、荒れに荒れてたちまち役人も三四人打倒うちたおされました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)