“鉄棒”のいろいろな読み方と例文
旧字:鐵棒
読み方割合
かなぼう65.9%
てつぼう22.7%
てつのぼう4.5%
ピン2.3%
パイプ2.3%
ボールト2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある者は校長に談判しようといい、ある者は阪井の家へ襲撃しようといい、ある者は阪井をとらえて鉄棒にさかさまにつるそうといった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
裏口からはいってきた卜斎であった。と——一しょに、ドカドカとや刀や鉄棒をひっさげた武士のすがたが、庭へあふれこんできた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鉄棒のはまった高い窓から、外の広い原っぱを見せてくれた時、そこを一人の人間が歩いて行くのを見て、私はアッとびっくりしてしまったのです。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
折悪しくその第七番目の鰐口に刺さっていた鉄棒が、ドウした途端か六番目の炭車連結機かられたので、四台の炭車が繋がり合ったまま逆行して来て、丁度
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
食堂の柱へり付いて泣き叫ぶ奴を、下級船員が寄ってたかって、拳銃鉄棒突付けてヘトヘトになるまで小突きまわして、泥棒猫でもい出すようにして桟橋へたたき出してしまった。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
四角に口が開いて、そこに五本ばかり鉄棒が植え込まれただけのもの。ご存知の方もありましょう、冬は木枯が、夏は西陽と蚊軍が自由自在に疎通するあの悩ましいフキヌケの窓。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)