“ピン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぴん
語句割合
留針45.0%
一15.0%
髪針15.0%
針10.0%
鉄棒5.0%
三枚目5.0%
繋栓5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その店のある階床(フロア)には固護謨(ゴム)製の品を山と積んだ卓子が沢山あった。櫛、腕輪、胸にさす留針(ピン)、安っぽい装身具、すべて言語に絶した野蛮な物である。
割って割りきれねえ半端(はんぱ)の出るのが半——つまり一(ピン)は割りきれねえから半、二は割りきれるから丁、三が半で、四が丁、五が半ならば六が丁、という段取りなんで、おっと待ったり
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
場末街(まち)らしい小さい床屋に黄色くなつた莢隠元(アリコ・ヹエル)や萎(しな)びた胡瓜(コンコンブル)の淋しく残つた八百屋、廉(やす)い櫛や髪針(ピン)の紙につけたのから箒、茶碗、石鹸などまでを並べた荒物屋
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
あゝ まぼろしの針(ピン) 衣裳(コスチウム)よりぬきとり
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
折悪しくその第七番目の鰐口(わにぐち)に刺さっていた鉄棒(ピン)が、ドウした途端(はずみ)か六番目の炭車(トロッコ)の連結機(ケッチン)の環(かん)から外(はず)れたので、四台の炭車(トロッコ)が繋がり合ったまま逆行して来て、丁度
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかし元来、坑道に敷いてある炭車(トロッコ)の軌条は、非常に粗末な凸凹(でこぼこ)した物なので、連結機(ケッチン)の鉄棒(ピン)が折れたり外れたり、又は索条(ワイヤロープ)が、結目(トックリ)の附根から断(き)れたりする事は余り珍らしくないのであった。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ただ三枚目(ピン)を叱る時の目が少しこわすぎること、それとこの人は時々せっかくの三枚目(ピン)のギャグをムダに(表現で)してしまうことに新しく気づきました。
随筆 寄席囃子 (新字新仮名) / 正岡容(著)
帆桁索(プレイス)は一つ一つ正規の繋栓(ピン)に留まっている許りか、何よりも不可解なのは、非常用の短艇(ボウト)が一隻も失くなっていないことだ。皆ちゃんと短艇台(デエヴィット)に納まっているのだ。
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)