“ぴん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ピン
語句割合
37.5%
18.8%
18.8%
6.3%
6.3%
峭然6.3%
6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土門は豹一と並んで席に就くと「ぴんちゃん!」と呶鳴った。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
ぴんだーッ」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一口に旗下八万騎といっても、実数は二万五千から三万人、その中に一万石譜代大名に近いぴんから槍一筋馬一頭二百石のきりまであって、饗庭はどっちかといえば、まずきりに近いほうだから、この屋敷にしたところで五百つぼはないくらい
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
物識ものしりが、「天下てんかぴん」といった仏像ぶつぞうが、このむらうちにあるといううわさが、たちまちあたりにひろまりました。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
馬車を四馬路スマロに返して杏花楼きやうくわらう上海シヤンハイ一の支那料理の饗応を受けたが、五十ぴんからの珍味は余りにおほきに過ぎて太半たいはん以上のどを通らず、健啖家けんたんか某某ぼうぼう二君も避易へきえきの様子であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
天下てんかぴん代物しろものでございます。千五百りょうっていただきとうぞんじます。」と、おとこはいいました。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わらってくれ、おれは何という煩悩ぼんのうの痴人か。其女そなたの一ぴんしょうを、みな自分勝手に受け取って、独りで恋をし、独りで悩み、独りで迷い、揚句あげくの果に——又これからも、生涯独りで彷徨さまよい出そうとしている』
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それぢや口づからも何だから、紙片かみきれに返事を書いて、ぴんでお前のせなにとめておくとしませう。」
千住の大橋屋に行つたガラツ八の報告は、平次の豫想した通り、利八はこの一と月ばかり前から、濱夕といふのところへ、三日にあげず通ひ詰めて、早手廻しの夫婦約束までしたといふことや、利八は相變らずすつからぴんですが、何時か大金が轉がり込むやうなことを言つてゐたが、近頃はそれも口にしなくなつたといふことでした。
風「それは覚えてゐるとも。あれの峭然ぴん外眥めじりあがつた所が目標めじるしさ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
まして今ではただの体と違うのんに何処い行くこと出来ますか知らん?」——はあ、そないいいますのんで、そしたらやっぱり光子さんはほんまに妊娠してはるのんやろか、けったいなこというなあ思いながら聞いてますと、「——内の娘は百万円以上の資産家の所でないとやられん、一文なしのすかンぴんの男みたいなんにやる訳に行かん、子供生れたら何処いなとやってしまうというて、お父さんかんかんになって怒ってるいうのんですが、そんな無茶な話ありますやろか。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)