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顰
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ぴん
ふりがな文庫
“
顰
(
ぴん
)” の例文
其女
(
そなた
)
の一
顰
(
ぴん
)
一
笑
(
しょう
)
を、みな自分勝手に受け取って、独りで恋をし、独りで悩み、独りで迷い、
揚句
(
あげく
)
の果に——又これからも、生涯独りで
彷徨
(
さまよ
)
い出そうとしている
夏虫行燈
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに父の信之は、村方の
肝煎
(
きもいり
)
から諸附合、家にゐることとては夜だけなのだ。從つて、癇癪持のお柳が一家の權を握つて、其一
顰
(
ぴん
)
一
笑
(
せう
)
が家の中を明るくし又暗くする。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
一
顰
(
ぴん
)
一
笑
(
しょう
)
、少し大きなくしゃみをしても、とかく人気を呼びたがる役者にからまったできごとなのです。しかも、その役者が毎晩毎晩気味の悪い幽霊水に襲われるというのです。
右門捕物帖:23 幽霊水
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
顰
漢検1級
部首:⾴
24画
“顰”を含む語句
顰蹙
一顰
顰面
一顰一笑
打顰
顰笑
一顰一蹙
嬌顰
詩史顰
面顰
顰縮面