“顰面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかめつら60.0%
しかめっつら20.0%
みにくいかお20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ありゃあ、二葉の里で、毎日二つずつ大きな饅頭まんじゅうを食べてんだそうな」……夕刻、事務室のラジオは京浜地区にB29五百機来襲を報じていた。顰面しかめつらしていていた三津井老人は
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)
やがて伊豆が漸くに立ち上る気配を察しると、なお振りむいてたしかめようともせずに長足を延ばして悠然と歩き出したが青ざめきった顰面しかめっつらで伊豆がようよう追付くと
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
この権威の出どころたとえばから威張りとか、どういうようにその人が顰面みにくいかおをしましても、自分の権威をつくろうとしましても、そういうところからその人の権威を
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)