顰面しかめっつら)” の例文
やがて伊豆が漸くに立ち上る気配を察しると、なお振りむいてたしかめようともせずに長足を延ばして悠然と歩き出したが青ざめきった顰面しかめっつらで伊豆がようよう追付くと
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)