“しにものぐるい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
死物狂60.0%
死者狂40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『ケンタッキー』が沈んだので、のこりの四戦艦は、死物狂しにものぐるいであばれ出した。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
更に又、道子自身は死者狂しにものぐるいの叫びを上げなかったか、之をどう説明するかです。此の点に関して、被告人は何と自白しているでしょうか。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
此方こなたは数十人の役人、突棒つくぼう刺叉さすまた鉄棒てつぼうなどを携えて、取押えようと必死になって働いて居りますが、何しろ死者狂しにものぐるいの罪人ども、荒れに荒れてたちまち役人も三四人打倒うちたおされました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)