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しにものぐるひ
ふりがな文庫
“しにものぐるひ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
死物狂
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死物狂
(逆引き)
何でも相手の
銃先
(
つゝさき
)
から
遁
(
のが
)
れたい一心で、
死物狂
(
しにものぐるひ
)
に踠いてゐるうち、古い柳の根を
発見
(
めつ
)
けて、それに
縋
(
すが
)
つてやつとこさで
這
(
は
)
ひ
上
(
あが
)
る事が出来た。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そして頭の上、さう、ちやうど私の寢室の
眞上
(
まうへ
)
に部屋に、今私はもがき爭ふやうな音——その物音から察すると
死物狂
(
しにものぐるひ
)
のものらしかつた——を聽いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
さあそれだけ穴が大きく成りましたものですから、
愈
(
いよい
)
よ為方御座いません、今度はどうか、今度はどうかで、もうさう成つては私も
死物狂
(
しにものぐるひ
)
で、無理の中から無理を致して
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
もしイングラム孃が善良な、高尚な女の人で、力、熱、深切、心といふものを持つてゐるのだつたら、私は二匹の虎——嫉妬と絶望とを相手に
死物狂
(
しにものぐるひ
)
の爭鬪をしたことであらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
しにものぐるひ(死物狂)の例文をもっと
(3作品)
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