“故人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こじん70.6%
とも17.6%
なきひと11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家族(かぞく)と共(とも)に能(よ)く遊(あそ)びに行(ゆ)つて居(ゐ)たが、其時(そのとき)に、今(いま)は故人(こじん)の谷活東子(たにくわつとうし)が、畑(はたけ)の中(なか)から土器(どき)の破片(はへん)を一箇(ひとつ)拾(ひろ)ひ出(だ)して、余(よ)に示(しめ)した。
どうして、おめおめと故人(とも)の前にあさましい姿をさらせようか。かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に畏怖嫌厭(いふけんえん)の情を起させるに決っているからだ。
山月記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
もう一昨年頃故人(なきひと)の数に入ったが、照降町(てりふりちょう)の背負商(しょいあきな)いから、やがて宗右衛門町の角地面に問屋となるまで、その大島屋の身代八分は、その人の働きだったと言う。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)