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とも
ふりがな文庫
“
故人
(
とも
)” の例文
どうして、おめおめと
故人
(
とも
)
の前にあさましい姿をさらせようか。かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に
畏怖嫌厭
(
いふけんえん
)
の情を起させるに決っているからだ。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
そうして、
附加
(
つけくわ
)
えて言うことに、袁傪が嶺南からの帰途には決してこの
途
(
みち
)
を通らないで欲しい、その時には自分が酔っていて
故人
(
とも
)
を認めずに襲いかかるかも知れないから。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
さうすれば、しまひに己は自分の過去を忘れ果て、一匹の虎として狂ひ廻り、今日の樣に途で君と出會つても
故人
(
とも
)
と認めることなく、君を裂き
喰
(
くら
)
うて何の悔も感じないだらう。
山月記
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
そうすれば、しまいに己は自分の過去を忘れ果て、一匹の虎として狂い廻り、今日のように途で君と出会っても
故人
(
とも
)
と認めることなく、君を裂き
喰
(
くろ
)
うて何の悔も感じないだろう。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
その使いとしてやって来たのが、はからずも
李陵
(
りりょう
)
の
故人
(
とも
)
・
隴西
(
ろうせい
)
の
任立政
(
じんりっせい
)
ら三人であった。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“故人”で始まる語句
故人達
故人二人