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疫病
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やくびょう
ふりがな文庫
“
疫病
(
やくびょう
)” の例文
その古い狐は、もう身代りに
疫病
(
やくびょう
)
よけの「源の大将」などを置いて、どこかへ逃げているのです。
とっこべとら子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
可愛
(
かわい
)
い、大事な、唯一人の男の
児
(
こ
)
が
煩
(
わずら
)
っておりますものですから、その病を——
疫病
(
やくびょう
)
がみを——
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今年は暑気が強く、
悪疫
(
あくえき
)
が流行する。これを予防するには、家ごとに赤飯を
炊
(
た
)
いて食えと言い出した者がある。それが相当に行われて、俄かに赤飯を炊いて
疫病
(
やくびょう
)
よけをする家が少くないという。
廿九日の牡丹餅
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それはマグノリアの木にもあらわれ、けわしい
峯
(
みね
)
のつめたい
巌
(
いわ
)
にもあらわれ、谷の
暗
(
くら
)
い
密林
(
みつりん
)
もこの
河
(
かわ
)
がずうっと
流
(
なが
)
れて行って
氾濫
(
はんらん
)
をするあたりの
度々
(
たびたび
)
の
革命
(
かくめい
)
や
饑饉
(
ききん
)
や
疫病
(
やくびょう
)
やみんな覚者の善です。
マグノリアの木
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
あの
疫病
(
やくびょう
)
婆め。ひとの難儀に付け込んでいろいろの悪巧みを
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“疫病”の意味
《名詞》
疫 病(えきびょう)
人や動物に次々と感染していく病気。
(出典:Wiktionary)
“疫病”の解説
疫病(えきびょう、やくびょう)とは、集団発生する伝染病・流行のこと。
(出典:Wikipedia)
疫
常用漢字
中学
部首:⽧
9画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“疫病”で始まる語句
疫病神
疫病除
疫病等
疫病顔