“疫病神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やくびょうがみ61.1%
やくびやうがみ16.7%
やくびようがみ16.7%
えきびょうがみ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち鬼や疫病神やくびょうがみに知らしめるために、一種の示威運動としてこうするように、解釈している者も少なくはないのである。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「北條左母次郎さもじらう樣。——二十七の無役だ。祿高三千二百石、殿樣と言はれる御身分だが、腕ができてかんが強くて、人附合ひが嫌ひで、御近所でも疫病神やくびやうがみのやうに恐れてゐる」
銭形平次捕物控:126 辻斬 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
人には疫病神やくびようがみのやうにいとはれながらも毛虫眉毛まゆげを動かして優しきことばのもれいづるぞをかしき。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
下駄げたや草履を忘れて外に出しておくと、一つ目様に焼印を押されて、その主が病気になるともいうのを見ると、これは疫病神えきびょうがみと想像していたので、現に奥羽や越後では
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)