疫病神やくびようがみ)” の例文
人には疫病神やくびようがみのやうにいとはれながらも毛虫眉毛まゆげを動かして優しきことばのもれいづるぞをかしき。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
蒲「疫病神やくびようがみ戸惑とまどひしたやうに手形々々とうるさい奴だ。おれが始末をして遣らうよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「ところで、それだけの男を病みつかせる疫病神やくびようがみが何處にゐるんだ」