“左母次郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さもじろう66.7%
さもじらう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覆面、黒裝束、兩刀を少しかんぬきに、強いやうな、弱いやうな、得體の知れない手觸りですが、北條左母次郎さもじろうはもう、相手の見境もありませんでした。
銭形平次捕物控:126 辻斬 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「北条左母次郎さもじろう様。——二十七の無役だ。禄高三千二百石、殿様と言われる御身分だが、腕ができてかんが強くて、人付合いが嫌いで、御近所でも疫病神やくびょうがみのように恐れている」
銭形平次捕物控:126 辻斬 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
その代り左母次郎さもじらうに腹を切らせたために、平次の手柄もフイになり、内々笹野新三郎からお褒めの言葉があつただけで事件は闇から闇へはうむられてしまひました。
銭形平次捕物控:126 辻斬 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「北條左母次郎さもじらう樣。——二十七の無役だ。祿高三千二百石、殿樣と言はれる御身分だが、腕ができてかんが強くて、人附合ひが嫌ひで、御近所でも疫病神やくびやうがみのやうに恐れてゐる」
銭形平次捕物控:126 辻斬 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)