“疳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かん99.0%
カン1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八五郎は遠慮もなくからみました。この修驗者の高慢なつらや、親分の平次を唯の岡つ引扱ひにしたのがひどくかんにさはつた樣子です。
鈴木君はこいつ、この様子では、ことによるとやり損なうなとかんづいたと見えて、主人にも判断の出来そうな方面へと話頭を移す。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「……位なことは気を付けて言つて貰ひたい。」——母のカン高い声が主家の方から聞えて来た。祖母に言ふのらしかつた。
その頃の生活 (新字旧仮名) / 中原中也(著)