“カン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かん
語句割合
19.2%
15.4%
11.5%
11.5%
7.7%
7.7%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
方言では多く、其神を「にれいカンがなし」と稱して居る。到る處の村々の祭りに海上から來る神である。
また冬が来たやうな寒さ、雪(カンがあんまりあたゝかだつた)。
行乞記:03 (二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
その左右が二尺足らずの高さのカン(温突)になつて居て、其上に高粱のからで造つた莚——謂ゆる「アンペラ」が敷かれ、片方に十人づつの華工の寝床が並んでゐる。
僕はこのカンの大音潮に多少 look into する機会を捉えたことがあるから——リスボンでのびっこリンピイリンプとの交渉もその一つだが——この歴史的潜在白奴交易路に関する多くのえぴそうどを
カン景帝ケイテイ、十四子ヲ生ム。スナワチ中山靖王セイオウ劉勝リュウショウ。——勝。陸城亭侯リクジョウテイコウ劉貞リュウテイヲ生ム。テイ沛侯ハイコウ劉昂リュウコウヲ生ム。コウ漳侯ショウコウ劉禄リュウロクヲ生ム。ロク沂水侯ギスイコウ劉恋リュウレンヲ生ム。レン欽陽侯キンヨウコウ劉英リュウエイヲ生ム。英……。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
音頭とりは、太鼓打ちや、子どもらと、籰の上に乗つて居て、ゆりカンと言つた調子で謡ふ。譬へば「大阪はなれてはや玉造」まで謡ふと、総勢が舁き棒から肩をはづして
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カン一トシテカエラズ
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
げきの名分を、君側クンソクカンノゾク、というところへ持ってゆくのは、いつのばあいでも、むほん人が世のていをつくろう口実ときまっている。はや一日とて、猶予あるべきではない」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
川崎備寛かはさきびくわん長尾克ながをこくなどの面面めんめんで、一とうとうを一まるまる、一さうさうを一たけたけといふふうび、三元牌サンウエンパイポンされたあとのこりの一まいてると、それがカンになり
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
かの盛名を馳せているアッチラカンとか、スチェンカ・ラージンなどといったような手合は、まるで足もとにも追っつかない場合も珍しくない。
「……位なことは気を付けて言つて貰ひたい。」——母のカン高い声が主家の方から聞えて来た。祖母に言ふのらしかつた。
その頃の生活 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
キョウハスナワチ国ノ元老、朕ガ至親シシンタリ。高祖ガ建業ノカンヲオモイ、忠義ノ烈士ヲ糾合キュウゴウシ、姦党カントウヲ滅シ、社稷シャショクノ暴ヲ未萌ミホウニ除キ、以テ祖宗ノ治業大仁ヲ万世ニマッタカラシメヨ。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
閑中カンチュウカンナシ
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)