“社稷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃしょく88.9%
くに2.8%
くにいへ2.8%
しやしよく2.8%
シャショク2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも内容の重大な点では、慶安年間由井正雪が、一味と計って徳川の社稷しゃしょくに、大鉄槌を下そうとした、それにも増したものであった。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一二八公叔座こうしゆくざ病のゆかにふしたるに、魏王みづからまうでて手をとりつも告ぐるは、一二九むべからずのことあらば、誰をして一三〇社稷くにを守らしめんや。
すなはいなび譲りて曰く、やつがれ不幸さいはひなき、元よりさはの病有り。何ぞ社稷くにいへを保たむ。願くは陛下きみ、天下を挙げて皇后に附けよ。りて大友皇子を立てて、よろしく儲君まうけのきみたまへ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
万一行ハれざればもとより必死の御覚悟故、御下城無之時は、海援隊一手を以て大樹参内の道路ニ待受、社稷しやしよくの為、不(倶)戴天の讐を報じ、事の成否ニ論なく、先生後藤象二郎ニ地下ニ御面会仕候。
キョウハスナワチ国ノ元老、朕ガ至親シシンタリ。高祖ガ建業ノカンヲオモイ、忠義ノ烈士ヲ糾合キュウゴウシ、姦党カントウヲ滅シ、社稷シャショクノ暴ヲ未萌ミホウニ除キ、以テ祖宗ノ治業大仁ヲ万世ニマッタカラシメヨ。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)