“疳持”の読み方と例文
読み方割合
かんもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やっと、やや泣きじゃくりをおさめた疳持かんもちの子のように、やがて清盛は、じじの木工助にかいいだかれて、やしきの内の暗い寝屋へはいっていた。
ちょうど疳持かんもちの小児が、むつかしくぐずり掛かるところへ、迷宮様に道筋を引き廻した図や、縺れ解けぬ片糸を手渡せば、一心不乱にその方をほどきに懸る内、最初思い立ちいた小理窟は