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疳走
ふりがな文庫
“疳走”の読み方と例文
読み方
割合
かんばし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんばし
(逆引き)
頭に籠を載せた魚賣の女の
疳走
(
かんばし
)
ツた呼聲やらがたくり車の
喇叭
(
らつぱ
)
の音やら、また何やら
喚
(
わめ
)
く聲叱る聲、其等全く慘憺たる生活の響が
混同
(
ごつちや
)
になツて耳に入る。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
須磨子が見つけた額には、気取つた筆で無意味な文字を二三字
擲
(
なぐ
)
り
書
(
がき
)
にして、渓水と落款があつた。須磨子は、
疳走
(
かんばし
)
つた声で「ちよいと先生」と呼んだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そう
疳走
(
かんばし
)
った声でいいながら葉子は時々握っている岡の手をヒステリックに激しく振り動かした。泣いてはならぬと思えば思うほど葉子の目からは涙が流れた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
疳走(かんばし)の例文をもっと
(11作品)
見る
疳
漢検1級
部首:⽧
10画
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
“疳”で始まる語句
疳
疳癪
疳高
疳性
疳癖
疳違
疳癪玉
疳癪持
疳癪筋
疳癪声
“疳走”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
三島霜川
長塚節
有島武郎
佐々木味津三
薄田泣菫
吉川英治
夏目漱石
泉鏡花
芥川竜之介