“疳癪筋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしやくすぢ50.0%
かんしゃくすじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疳癪筋かんしやくすぢが青黒い大年増は、恐ろしい達辯の持主で、しやべり始めるととめどがありません。
青黒いひたひ疳癪筋かんしやくすぢがピリピリと動いてゐる種類の大年増です。
(何を寝惚ねぼけているんです。しっかりするんです。)その頃の様子を察しているから、お京さん——ままならない思遣りのじれったさの疳癪筋かんしゃくすじで、ご存じの通り、いちうちの眉をひそめながら
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)