“疳癪声”の読み方と例文
読み方割合
かんしゃくごえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「帰ったら帰ったと、なぜ己(おれ)んとこへ来て挨拶をしねえんだ」養母にささえられながら、疳癪声(かんしゃくごえ)を立てている養父の声が、お島の方へ手に取るように聞えた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
彼が東京住居をして居た時、ある日隣家(となり)の御隠居(ごいんきょ)婆(ばあ)さんが、「一ぱいになってこぼるゝ様になってるものを、せっせと来てくれンじゃ困るじゃないか」と疳癪声(かんしゃくごえ)で百姓を叱る声を聞いた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
「あっちへ行っておいで」お島はのしかかるような疳癪声(かんしゃくごえ)を出して逐退(おいしりぞ)けた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)