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疳癪声
ふりがな文庫
“疳癪声”の読み方と例文
読み方
割合
かんしゃくごえ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんしゃくごえ
(逆引き)
「帰ったら帰ったと、なぜ
己
(
おれ
)
んとこへ来て挨拶をしねえんだ」養母にささえられながら、
疳癪声
(
かんしゃくごえ
)
を立てている養父の声が、お島の方へ手に取るように聞えた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼が東京住居をして居た時、ある日
隣家
(
となり
)
の
御隠居
(
ごいんきょ
)
婆
(
ばあ
)
さんが、「一ぱいになってこぼるゝ様になってるものを、せっせと来てくれンじゃ困るじゃないか」と
疳癪声
(
かんしゃくごえ
)
で百姓を叱る声を聞いた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「あっちへ行っておいで」お島はのしかかるような
疳癪声
(
かんしゃくごえ
)
を出して
逐退
(
おいしりぞ
)
けた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
疳癪声(かんしゃくごえ)の例文をもっと
(2作品)
見る
疳
漢検1級
部首:⽧
10画
癪
漢検1級
部首:⽧
21画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“疳癪”で始まる語句
疳癪
疳癪持
疳癪玉
疳癪筋
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徳冨蘆花
徳田秋声