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彌次郎
読み方 | 割合 |
やじらう | 75.0% |
やじろう | 25.0% |
諸君聞かずや、むかし
彌次郎と
喜多八が、さもしい
旅に、
今くひし
蕎麥は
富士ほど
山盛にすこし
心も
浮島がはら。
其の
山もりに
大根おろし。
彌次郎が
其の
時代には
夢にも
室氣枕の
事などは
思ふまい、と
其處等を
眗すと、
又一人々々が、
風船を
頭に
括つて、ふはり/\と
浮いて
居る
形もある。
彼様なはア
堅え義理を立てる人はねえ、此の前
彌次郎が
家の
鶏を
喜八が
縊めたっけ、あの時お
母が義理が立たねえって其の通りの鶏を買って
来ねえばなんねえと、幾ら探しても