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閂
ふりがな文庫
“閂”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんぬき
93.4%
くわんぬき
1.6%
かんのき
1.6%
かきがね
0.8%
くわんのき
0.8%
カンヌキ
0.8%
スヰツチ
0.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんぬき
(逆引き)
馬耳は
沓脱
(
くつぬぎ
)
へ降り、戸に
閂
(
かんぬき
)
をおろした。尨大な夜の深さが、馬耳の虚しい寂寥を漂白するために、ひえびえと身体を通過していつた。
麓
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
閂(かんぬき)の例文をもっと
(50作品+)
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くわんぬき
(逆引き)
「とはいふものゝ、これでけりがついて欲しいものだ。」と、重い庭の門を閉ぢて
閂
(
くわんぬき
)
をかけたときに、ロチスター氏は附け加へた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
閂(くわんぬき)の例文をもっと
(2作品)
見る
かんのき
(逆引き)
「敲いても駄目だ。
独
(
ひと
)
りで開けて入れ」と云う声が聞えただけであった。彼はどうしたらこの門の
閂
(
かんのき
)
を開ける事ができるかを考えた。そうしてその手段と方法を明らかに頭の中で
拵
(
こしら
)
えた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
閂(かんのき)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
かきがね
(逆引き)
ガラスの障子が
閉切
(
たてき
)
ってあるのでございますが、何時も内側から
閂
(
かきがね
)
をかけていられたのでございます。
ながうた勧進帳:(稽古屋殺人事件)
(新字新仮名)
/
酒井嘉七
(著)
閂(かきがね)の例文をもっと
(1作品)
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くわんのき
(逆引き)
「
敲
(
たゝ
)
いても
駄目
(
だめ
)
だ。
獨
(
ひと
)
りで
開
(
あ
)
けて
入
(
はひ
)
れ」と
云
(
い
)
ふ
聲
(
こゑ
)
が
聞
(
きこ
)
えた
丈
(
だけ
)
であつた。
彼
(
かれ
)
は
何
(
ど
)
うしたら
此
(
この
)
門
(
もん
)
の
閂
(
くわんのき
)
を
開
(
あ
)
ける
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るかを
考
(
かんが
)
へた。さうして
其
(
その
)
手段
(
しゆだん
)
と
方法
(
はうはふ
)
を
明
(
あき
)
らかに
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
で
拵
(
こしら
)
えた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
閂(くわんのき)の例文をもっと
(1作品)
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カンヌキ
(逆引き)
書庫は丸太造りの頑丈なもので、その内側から
鐉
(
カキガネ
)
(
閂
(
カンヌキ
)
)が下ろされていた。勿論、犯人の隠れる所も、ドア以外からは出られるすき一つなかった。
雪
(新字新仮名)
/
楠田匡介
(著)
閂(カンヌキ)の例文をもっと
(1作品)
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スヰツチ
(逆引き)
水車小屋の三階の窓から伯五郎の到来を視守つてゐる雪太郎が芋畑の彼方に提灯の灯を認めるがいなや、ラツパを吹いてミヅグルマの
閂
(
スヰツチ
)
を切るのだ。
沼辺より
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
閂(スヰツチ)の例文をもっと
(1作品)
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閂
漢検1級
部首:⾨
9画
“閂”を含む語句
閂子
下閂
閂下
閂差
閂木
閂止
首閂
“閂”のふりがなが多い著者
エドガー・アラン・ポー
林不忘
国枝史郎
小栗虫太郎
吉川英治
三遊亭円朝
中里介山
夢野久作
葉山嘉樹
大阪圭吉