“閂子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんぬき66.7%
かんし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて外の様子をうかがってしまうと、彼は鍵を錠前の中に差し込んだ。閂子かんぬきはすべり、とびらは開いた。れる音もせず、きしる音もしなかった。ごく静かに開かれてしまった。
鍵穴かぎあなも見え頑丈がんじょう閂子かんぬきが鉄の受座に深くはいってるのも見えていた。錠前は明らかに二重錠がおろされていた。それは昔パリーがやたらに用いていた牢獄の錠前の一つだった。
銅貨の中に隠した針くらいの長さのその鋸で、錠前の閂子かんしや、かきがねの軸や、海老錠えびじょうの柄や、窓についてる鉄棒や、足についてる鉄枷てつかせなどを、切らなければならない。