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閂子
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かんぬき
ふりがな文庫
“
閂子
(
かんぬき
)” の例文
やがて外の様子をうかがってしまうと、彼は鍵を錠前の中に差し込んだ。
閂子
(
かんぬき
)
はすべり、
扉
(
とびら
)
は開いた。
擦
(
す
)
れる音もせず、
軋
(
きし
)
る音もしなかった。ごく静かに開かれてしまった。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
鍵穴
(
かぎあな
)
も見え
頑丈
(
がんじょう
)
な
閂子
(
かんぬき
)
が鉄の受座に深くはいってるのも見えていた。錠前は明らかに二重錠がおろされていた。それは昔パリーがやたらに用いていた牢獄の錠前の一つだった。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
彼はとっ手に手をかけ、
閂子
(
かんぬき
)
ははずれ、扉は少し開いた。ジャン・ヴァルジャンは通れるくらいにそれを開き、ちょっと立ち止まり、それからまた扉をしめて、マリユスの方へ向き直った。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ジャン・ヴァルジャンは命がけの勢いで、街路を一飛びに飛び越し、袋町にはいり、ナイフの先で、小さな箱の
閂子
(
かんぬき
)
をはずし、そしてすぐにコゼットの所へ戻ってきた。彼は一筋の綱を手にしていた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
閂
漢検1級
部首:⾨
9画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“閂”で始まる語句
閂
閂下
閂差
閂木
閂止