“海老錠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えびじょう52.0%
えびぢやう40.0%
ゑびぢやう8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戌刻いつつには潜りの大海老錠えびじょうをおろします。それから先は私が開けにかからなければ、外からは入れないことになって居ります」
牢屋のやうな恐ろしく嚴重な格子戸に、大一番の海老錠えびぢやうをおろして、薄暗い六疊ほどの部屋の中には、何やら黒いものがうごめきます。
「へエ——、まア、さう言つたわけで、外の大扉には海老錠ゑびぢやうがおりて居りますから、中の二つの戸のさんは内からでも開けられますが——」