“ゑびぢやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
海老錠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へエ——、まア、さう言つたわけで、外の大扉には海老錠ゑびぢやうがおりて居りますから、中の二つの戸のさんは内からでも開けられますが——」
「待てよ。圍ひの戸へ鍵をおろしたのは、幾太郎ぢやないかも知れないな。海老錠ゑびぢやうは鍵がなくつたつておろせるんだ」
格子戸とかしの板戸と漆喰しつくひの大扉と三重になつて、中の二枚の戸はそれ/″\のさんがひとりでおりますが、一番外の大扉のは海老錠ゑびぢやうで、その鍵は別にあります。
「大一番の海老錠ゑびぢやうがおりて居たさうですよ」