“大海老錠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほえびぢやう42.9%
おおえびじょう28.6%
おほゑびぢやう14.3%
だいえびぢやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳力屋の土藏の中の金箱の鍵は、大海老錠おほえびぢやうで持ち歩きが厄介なので、金箱の後ろに拵へた、隱し穴へ入れて置くんださうです。
徳力屋の土蔵の中の金箱の鍵は、大海老錠おおえびじょうで持ち歩きが厄介なので、金箱の後ろにこしらえた、隠し穴へ入れておくんだそうです。
さすがに牢格子らうがうしははめませんが、出入口は人見を付けた嚴重なかしの一枚戸で、平常ふだん大海老錠おほゑびぢやうとざしてあるらしく、戸の上の欄間らんまの荒い格子から入る明りが、眞新しい疊の上に落ちて
紫琴女は自分の手で大海老錠だいえびぢやうの鍵かけると、その大きい鍵を、戸の下の僅かばかりの隙間から、ポンと廊下へ抛り出すのです。