大海老錠おおえびじょう)” の例文
徳力屋の土蔵の中の金箱の鍵は、大海老錠おおえびじょうで持ち歩きが厄介なので、金箱の後ろにこしらえた、隠し穴へ入れておくんだそうです。
やがて正午しょううまこく近くなると、本堂正面に据えた、縦二尺、横三尺の白木の箱、数千枚の富札が一パイに入ったのへ、二重蓋をして、大海老錠おおえびじょうをおろし、役人世話人立合いの上で