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閂
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かんのき
ふりがな文庫
“
閂
(
かんのき
)” の例文
「敲いても駄目だ。
独
(
ひと
)
りで開けて入れ」と云う声が聞えただけであった。彼はどうしたらこの門の
閂
(
かんのき
)
を開ける事ができるかを考えた。そうしてその手段と方法を明らかに頭の中で
拵
(
こしら
)
えた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
見ると出がけに確かに
閂
(
かんのき
)
を入れて
南京
(
ナンキン
)
錠を卸しておいた筈の青ペンキ塗りの門の扉が左右に開いて、そこから見える玄関の向って左の一間四方ばかりの
肘掛
(
ひじかけ
)
窓からは、百燭ぐらいの蒼白い電燈が
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
閂
漢検1級
部首:⾨
9画
“閂”を含む語句
閂子
下閂
閂下
閂差
閂木
閂止
首閂