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疫病神
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やくびょうがみ
ふりがな文庫
“
疫病神
(
やくびょうがみ
)” の例文
すなわち鬼や
疫病神
(
やくびょうがみ
)
に知らしめるために、一種の示威運動としてこうするように、解釈している者も少なくはないのである。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ジルノルマン家に対しては、ポンメルシーは一つの
疫病神
(
やくびょうがみ
)
にすぎなかった。一家のものは自分たちだけで思い通りに子供を育てるつもりだった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
疫病神
(
やくびょうがみ
)
でも払うように手を振ってばかりいるので、せっかくの美人もつまらなそうに、立ち去ってしまった。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なんにも知らずに行ったが最後、
疫病神
(
やくびょうがみ
)
がこっちへ乗り込んで来て、どんな目に逢うか判らなかったのです
中国怪奇小説集:11 異聞総録・其他(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
疫病神
(
やくびょうがみ
)
が出て
采配
(
さいはい
)
を一つ振れば、五万十万の
要
(
い
)
らない命が直ぐにそこへ集まるではないか、これからの拙者が一日に一人ずつ斬ってみたからとて知れたものじゃ
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「北条
左母次郎
(
さもじろう
)
様。——二十七の無役だ。禄高三千二百石、殿様と言われる御身分だが、腕ができて
疳
(
かん
)
が強くて、人付合いが嫌いで、御近所でも
疫病神
(
やくびょうがみ
)
のように恐れている」
銭形平次捕物控:126 辻斬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「勝手にしやがれ、
疫病神
(
やくびょうがみ
)
め!」
顎十郎捕物帳:17 初春狸合戦
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
その佐久間象山が、やっと、藩命で京坂の方へ、派遣されたので、百姓たちは、
疫病神
(
やくびょうがみ
)
でも追ったように
脚
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして出て来ると、家の中でいばり散らす。新聞というものは
疫病神
(
やくびょうがみ
)
だ。どれもそうだ。ドラポー・ブラン紙にしたって、記者のマルタンヴィルはジャコバン党だった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
その有様は、土地の
疫病神
(
やくびょうがみ
)
を退治してくれた勇者をもてなすの人気ですから、二人も安心です。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
この三、四年は
疫病神
(
やくびょうがみ
)
もどこへか封じ込められて、そのあらぶる手を人間の上に加えなかった。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そうです、娘たちがいるんですよ。あなたのまわりに騒ぎ出します。駆けていきます。ここでは、男がいることは
疫病神
(
やくびょうがみ
)
がいるようなものです。ごらんのとおり、猛獣かなんぞのように私の
膝
(
ひざ
)
にもこうして鈴を
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“疫病神”の解説
疫病神、厄病神(やくびょうがみ)は、世の中に疫病をもたらすとされる悪神。疫神、厄神(やくしん、やくじん、えきしん)、行疫神(ぎょうやくじん、ぎょうえきじん)ともいう。家々のなかに入って人びとを病気にしたり、災いをもたらすと考えられている(ここから転じて「他人に忌み嫌われる人」に対する蔑称として使われることもある)。
(出典:Wikipedia)
疫
常用漢字
中学
部首:⽧
9画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“疫病”で始まる語句
疫病
疫病除
疫病等
疫病顔