“精神病者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいしんびょうしゃ50.0%
せいしんびやうしや16.7%
きちがい16.7%
キチガイ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そのむすめは、一しゅ精神病者せいしんびょうしゃにちがいなかろう。診察しんさつをして、できることなら自分じぶんちからでなおしてやりたいものだ。」とおもいました。
笑わない娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたし醫者いしやで、貴方あなた精神病者せいしんびやうしやであるとふことにおいて、徳義とくぎければ、論理ろんりいのです。つま偶然ぐうぜん場合ばあひのみです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「いや。実はなあ。その患者が精神病者きちがいらしいでなあ」
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……ボ……僕は精神病者キチガイかも知れません。……痴呆バカかも知れません。けれども自尊心だけは持っています。良心だけは持っているつもりです。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)