“癲狂”の読み方と例文
読み方割合
てんきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
癲狂てんきょう狐憑きつねつき等は同一理によりて説明し、一我ここにありて他我ほかに出ずるときは、他人の我その不在をうかがいてわが体中に入り、また両我ともに一身中にあるも
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
その数時間後、二人の同乗した寝台車アンビュランスカーが、折からあかね色の雪解跡をついてB癲狂てんきょう院の門を潜った。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
第二種の例を挙ぐるに、夢、癲狂てんきょう、幽霊、催眠のごとき、人の精神作用より生ずるものをいう。
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)