“論理”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ロジック60.0%
ろんり20.0%
ロジツク13.3%
ロギツク6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃいって聞かせるがね、己は口にだけ論理ロジックっている男じゃない。口にある論理は己の手にも足にも、身体からだ全体にもあるんだ」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わたし医者いしゃで、貴方あなた精神病者せいしんびょうしゃであるとうことにおいて、徳義とくぎければ、論理ろんりいのです。つま偶然ぐうぜん場合ばあいのみです。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それは、此の種の作品で、もう少し作者は論理ロジツクを無視して貰ひたいことである。論理的ならざる生命感の摘出に意を用ゐてほしいことである。
戯曲集『鴉』の印象 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
まだ巨人島を見ざるガリワルが實を知ることの小なるはまことにをかしかるべけれど、いまだ理に通ぜざるために論理ロギツクをあやまりたる批評をなす人あらば、これも可笑しからむ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)