“壯”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
さかん46.7%
さか33.3%
さかり6.7%
さう6.7%
そう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第三、不盡の高くさかんなる樣を詠まんとならば今少し力強き歌ならざるべからず、此歌の姿弱くして到底不盡にひ申さず候。
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
本當に、あのさかんな精力せいりよくが肉體的の弱さに征服されたのを見ることは悲しいことであつた。彼は自分の椅子に腰掛けてゐた——靜かに、しかしそれは休息の爲めではなく——明らかに期待して。
もつともさういへばさかりころでもらあつてからは仕事しごと上手じやうずるとしちやみつしらやうだつけが、きぢやねえ鹽梅あんべえだつけのさな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
どれだけ勵行れいかうされたかはらぬが、その意氣いきさうとすべきである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
ぼくは今もそう者にしていさぎよくたゝか關根せきね名人の磊落性らいらくせいむし愛敬あいけいし、一方自しつつ出でざるさか田三吉八だんに或る憐憫れんみんさへかんじてゐる者だが、將棋せうきだけはわかい者にはてないものらしい。