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壯快
読み方 | 割合 |
さうくわい | 75.0% |
おもしろ | 25.0% |
此夜のピアノの
響は、
今も
猶ほ
私の
耳に
殘つて、
※去の
出來事の
中で
最も
壯快な
事の一つに
數へられて
居るのである。
今の
宗助なら
目を
眩しかねない
事々物々が、
悉く
壯快の二
字を
彼の
額に
燒き
付けべく、
其時は
反射して
來たのである。
此話で
何事も
分明になつた。それに
就けても
濱島武文は
昔ながら
壯快い
氣象だ、たゞ
一人の
兒を
帝國の
軍人に
養成せんが
爲めに
恩愛の
覊を
斷切つて、
本國へ
送つてやるとは
隨分思ひ
切つた
事だ。