“おもしろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面白92.1%
愉快4.5%
興味1.7%
壯快0.6%
0.6%
𪫧怜0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文化ぶんくわ發達はつたつしてれば、自然しぜん何處どこ漠然ばくぜんとして稚氣ちきびてるやうな面白おもしろ化物思想ばけものしさうなどをれる餘地よちくなつてるのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
照子は一番に大賛成、「御前またいくさの談話を遊ばせな。あの貴下あなたが命からがらで御遁おにげ遊ばす処が一番愉快おもしろい。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
焔のない火玉は鬼火ひとだまだと云う事を聞いていた武士は、興味おもしろ半分に其の後をけてった。
鬼火を追う武士 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
このはなし何事なにごと分明ぶんめいになつた。それにけても濱島武文はまじまたけぶみむかしながら壯快おもしろ氣象きしやうだ、たゞ一人ひとり帝國ていこく軍人ぐんじん養成ようせいせんがめに恩愛おんあいきづな斷切たちきつて、本國ほんごくおくつてやるとは隨分ずゐぶんおもつたことだ。
古雅結構、おもしろき事に御座候。(森云。面の下原文白字を脱す。)土佐画の画工等、或は社頭の式ををみる人あり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ける世にはいまだ見ず言絶ことたえて斯く𪫧怜おもしろく縫へるふくろは」(巻四・七四六)、「ぬばたまの夜わたる月を𪫧怜おもしろみ吾が居る袖に露ぞ置きにける」(巻七・一〇八一)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)