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鬼火
ふりがな文庫
“鬼火”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おにび
63.6%
ひとだま
36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おにび
(逆引き)
白粉
(
おしろい
)
、
煤
(
すす
)
と
鍋墨
(
なべずみ
)
、懐中電灯、電池などと資材は集められた。骸骨おどりのすごさを増すために
鬼火
(
おにび
)
を二つ出す計画が追加された。
骸骨館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
彼は
肚
(
はら
)
のなかで叫びながらあたりの闇を睨んでいるとき、藤助の提灯の火が
鬼火
(
おにび
)
のように又あらわれた。彼は片手に小さい手桶をさげている。
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鬼火(おにび)の例文をもっと
(14作品)
見る
ひとだま
(逆引き)
小万は上の間へ行ッて窓から
覗
(
のぞ
)
いたが、太郎稲荷、入谷
金杉
(
かなすぎ
)
あたりの人家の
燈火
(
ともしび
)
が
散見
(
ちらつ
)
き、遠く上野の電気燈が
鬼火
(
ひとだま
)
のように見えているばかりだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
青い
鬼火
(
ひとだま
)
が、そこにもここにもふわふわと浮んで、それが烈しい
勢
(
いきおい
)
で町の方に飛んだり、焼け残った樹木の枝や電柱にあたってばらばらとくだけた。
焦土に残る怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
鬼火(ひとだま)の例文をもっと
(8作品)
見る
“鬼火”の意味
《名詞》
鬼火 (きか、おにび)
おにび。きつねび。
(出典:Wiktionary)
“鬼火”の解説
鬼火(おにび)とは、日本各地に伝わる怪火(空中を浮遊する正体不明の火の玉)のことである。伝承上では一般に、人間や動物の死体から生じた霊、もしくは人間の怨念が火となって現れた姿と言われている。また、ウィルオウィスプ、ジャックランタンといった怪火の日本語訳として「鬼火」の名が用いられることもある。
(出典:Wikipedia)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“鬼”で始まる語句
鬼
鬼神
鬼魅
鬼子母神
鬼灯
鬼門
鬼瓦
鬼婆
鬼気
鬼界
“鬼火”のふりがなが多い著者
井上円了
下村千秋
倉田百三
佐々木邦
国木田独歩
柳田国男
海野十三
永井荷風
田中貢太郎
泉鏡花