“鬼火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おにび63.6%
ひとだま36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白粉鍋墨、懐中電灯、電池などと資材は集められた。骸骨おどりのすごさを増すために鬼火を二つ出す計画が追加された。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼はのなかで叫びながらあたりの闇を睨んでいるとき、藤助の提灯の火が鬼火のように又あらわれた。彼は片手に小さい手桶をさげている。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
小万は上の間へ行ッて窓からいたが、太郎稲荷、入谷金杉あたりの人家の燈火散見き、遠く上野の電気燈が鬼火のように見えているばかりだ。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
青い鬼火が、そこにもここにもふわふわと浮んで、それが烈しいで町の方に飛んだり、焼け残った樹木の枝や電柱にあたってばらばらとくだけた。
焦土に残る怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)