トップ
>
鬼瓦
ふりがな文庫
“鬼瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おにがわら
88.9%
おにがはら
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おにがわら
(逆引き)
折しも秋の末なれば、屋根に
生
(
お
)
ひたる
芽生
(
めばえ
)
の
楓
(
かえで
)
、時を
得顔
(
えがお
)
に色付きたる、その
隙
(
ひま
)
より、
鬼瓦
(
おにがわら
)
の傾きて見ゆるなんぞ、
戸隠
(
とがく
)
し
山
(
やま
)
の
故事
(
ふること
)
も思はれ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
この門をよく見直すと、左右に門番があって、屋根は
銅葺
(
どうぶき
)
の
破風造
(
はふづく
)
り、
鬼瓦
(
おにがわら
)
の代りに
撞木
(
しゅもく
)
のようなものが置いてあります。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鬼瓦(おにがわら)の例文をもっと
(16作品)
見る
おにがはら
(逆引き)
「妾のお關だよ、——お關は雪五郎との間を割かれて、
鬼瓦
(
おにがはら
)
のやうな勘兵衞の儘になり、つくづくこの世の中がイヤになつて、憎い勘兵衞と一緒に死ぬ氣になつたんだ」
銭形平次捕物控:215 妾の貞操
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
庭に降りて
昨夜
(
ゆふべ
)
勘七の刺された場所を見て、そこから一間ほど先にある庭木戸の輪鍵の具合などを見てゐると、主人の宗助は
揉手
(
もみで
)
などをしながら後ろから
鬼瓦
(
おにがはら
)
のやうな顏を出すのでした。
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鬼瓦(おにがはら)の例文をもっと
(2作品)
見る
“鬼瓦”の解説
鬼瓦(おにがわら)は、瓦葺きの屋根の端などに設置される装飾性のある瓦の総称。単に「鬼」と呼ばれることもある。厄除けと装飾が目的とされるものも多い。
(出典:Wikipedia)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
瓦
常用漢字
中学
部首:⽡
5画
“鬼”で始まる語句
鬼
鬼神
鬼魅
鬼子母神
鬼火
鬼灯
鬼門
鬼婆
鬼気
鬼界
“鬼瓦”のふりがなが多い著者
巌谷小波
佐々木邦
林不忘
牧逸馬
小山清
中里介山
有島武郎
夏目漱石
永井荷風
山本周五郎