“芽生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めば62.2%
めばえ35.1%
がせい2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが茶に対する風雅な熱意ばかりであるのかと思ふと、さうではなく、それに芽生めばえたいろいろな俗情が頭をもたげて来るのであつた。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
折しも秋の末なれば、屋根にひたる芽生めばえかえで、時を得顔えがおに色付きたる、そのひまより、鬼瓦おにがわらの傾きて見ゆるなんぞ、戸隠とがくやま故事ふることも思はれ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
かく多数となっても芽生がせいしたままで、親子、兄弟の身体が互いに連絡しているゆえ、同一の血液が全団体を通じて循環している。
理想的団体生活 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)