“がせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ガセイ
語句割合
芽生33.3%
画生33.3%
賀正33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく多数となっても芽生がせいしたままで、親子、兄弟の身体が互いに連絡しているゆえ、同一の血液が全団体を通じて循環している。
理想的団体生活 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
苔虫類は芽生がせいで繁殖してつねに周囲に向こうてふえてゆくゆえ、戦線に立つものはいずれも屈強な壮年者ばかりであるが、国の内部に留まっている老年者の中にはむろん漸々ぜんぜん衰弱して死ぬ者もある。
理想的団体生活 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
私がまだ巴里ぱり画生がせいをしていた時分は、一緒に部屋借りをしていたのは、布哇はわい生れの米国人であった。
感応 (新字新仮名) / 岩村透(著)
こういう手腕で彼に返報する事を巨細こさいに心得ていた彼は、何故なぜ健三が細君の父たる彼に、賀正がせいを口ずから述べなかったかの源因については全く無反省であった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)