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揉手
ふりがな文庫
“揉手”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
もみで
85.3%
もみて
14.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もみで
(逆引き)
二番番頭が
揉手
(
もみで
)
をしながら「この度は、何とも、はや」と悔みのようなことを言って絹一匹金一封を添えたものを置いて帰りました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
繩
暖簾
(
のれん
)
をくぐったところをズブ六になった中間体が無暗にポンポンいうのを、亭主がおさえておいて、取ってつけたような
揉手
(
もみで
)
。
顎十郎捕物帳:21 かごやの客
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
揉手(もみで)の例文をもっと
(50作品+)
見る
もみて
(逆引き)
手代の常吉が、真っ青な顔で
揉手
(
もみて
)
をしながら迎えるのを、眉間に深いシワを
刻
(
きざ
)
んだ留五郎はちょいとうなずいただけで、さっさと奥へ通った。
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そこへ小さな縁台を据えて、二人の中に、ちょんぼりとした
円髷
(
まるまげ
)
を
俯向
(
うつむ
)
けに、
揉手
(
もみて
)
でお
叩頭
(
じぎ
)
をする古女房が一人居た。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
揉手(もみて)の例文をもっと
(10作品)
見る
揉
漢検1級
部首:⼿
12画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“揉”で始まる語句
揉
揉上
揉合
揉込
揉烏帽子
揉事
揉消
揉立
揉潰
揉療治
“揉手”のふりがなが多い著者
近松秋江
泉鏡太郎
泉鏡花
小栗虫太郎
野村胡堂
中里介山
直木三十五
久生十蘭
三遊亭円朝
吉川英治