“もみで”の漢字の書き方と例文
語句割合
揉手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『あの染之助さんが、是非一寸ちょっと奥さんにお目にかかりたいと云うのですが、……』と、モジモジ揉手もみでをしながら云うのでした。
ある恋の話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
と、一斉にひき受けてから、しばらくがやがや手分けの評議をしていたが、やがて一名の代表者が前へ出て、揉手もみでをしながら
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
健は待つてましたと言はぬ許りに急に難しい顔をして、霎時しばしじつと校長の揉手もみでをしてゐるその手を見てゐた。そして言つた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)