“もみて”の漢字の書き方と例文
語句割合
揉手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食事後しよくじご気分きぶんまえよりも一そう打寛うちくつろいだものであつたが、彼等かれら或者あるものなお未練みれんがましく私達わたしたちそばつてて、揉手もみてをしながら「キヤンニユスピイク、イングリシユ?」を繰返くりかえした。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「法水君、ダマスクスへの道は、たったこの一つだよ」と検事は熊城と視線を合わせて、さも悦に入ったように揉手もみてをしながら「見給え。すべてが伸子に集注されてゆくじゃないか」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
元木武夫の両親は揉手もみてをしながら、やがて屋上にあらわれてきた。
白い壁 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)